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里親制度とは
  子どものしあわせのための制度です


 里親制度は、さまざまな事情により、おとうさん、おかあさんなどと一緒に生活することができない子どもたち、また、乳児院や児童養護施設などの児童福祉施設で生活する子どもたちを、温かな家庭的環境の中で養育する制度です。
 乳児院や児童養護施設と同じく、家庭的な環境で子どもが生活する里親制度は児童福祉の重要な制度となっています。子どもの中には、大きな集団での生活に馴染みにくかったり、よりきめ組かな個別的なかかわりを必要とする子どもがいます。
 里親制度は、より家庭に近い環境で子どもが生活することができます。温かい愛情と子育てについて正しい理解をもった里親家庭では、愛着関係の形成など、子どもの健全な成長が図れます。
 国は平成
14年に里親制度の大幅な改正を行い、里親としての子育ての基準を設けるなど里親制度の普及を促進し始めました。
 平成
17年度末で全国には里親が7、737組、里子が3、293入います。奈良県では平成18年度末で92組の里親が登録されており、24人の子どもが里親宅で生活しています。



里親とは
  特別な資格は必要ありません
  子どもが大好きで健康的で明るい家庭であること

 里親になるには心身ともに健全で子どもの養育に対する理解と熱意があり、経済的に困窮していないなど一定の基準を満たす必要がありますが、専門里親以外は、社会福祉士や保育士、教員免許などといった特別な資格は必要ありません。
 子育てに関する知識と経験があり、なによりも「里子」に対して豊かな愛情をもって適切な養育ができるご夫婦であれば、「里親認定」を受けることができます。共働きのご夫婦や単身の方、50歳代の方でも里親の種類によっては里親登録が可能となる場合があります。
 里親登録を希望される方は、まずは住所地を管轄する児童相談所に相談して下さい。

 なお、子どもの養育をお願いしている間は、所定の手当が支給されます。