里親の種類
里親には、次の4種類があります。
養育里親
保護者がいない子どもや、保護者の病気、経済苦など、親子が一緒に生活することが難しい子ども、あるいは生活させることが適切でないと認められる子どもを、保護者が子どもを引き取れるようになるまで養育する里親です。
子どもが社会で自立できるまでの間、養育することもあります。
養子縁組を希望し、それを前提として子どもを養育する養子里親もあります。
親族里親
子どものおじいさん、おばあさん、おじさん、おばさんといった3親等内の親族が、その子どもに限って里親となる場合です。
ただし、実父母の死亡、行方不明などやむを得ない事情がある場合に限定されます。
専門里親
虐待などにより、心に癒さなければならない傷を受けた子どもなどを専門的に養育する里親です。現に里親であって、3年以上の里子養育実績などと国が定める研修を修了していることが必要になります。
短期里親
保護者の入院などにより一時的に養育できなくなった場合や、1年以内の期間を定めて子どもを養育する里親です。
また、週末や夏休みなどを利用して施設に入所している子どもをホームステイのような形で養育する季節・週末里親もひとつの形です。