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 いよいよインフルエンザのシーズンがやってきます!流行時には、特に高齢者や慢性疾患を持っている人、乳幼児などが罹患したとき、重症化する可能性があるので注意が必要です。

インフルエンザはどんな病気?−

<感染経路>咳・くしゃみからの飛沫により感染
<潜伏期間>1〜5目(平均3目)
<症  状>
・38℃以上の高熱

・頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状
・のどの痛み、鼻水、咳
<治  療>
 インフルエンザにかかったら、自分のからだを守り、他の人にうつさないために、
・早めに医療機関を受診して治療を受けましょう。
・安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を充分とることが
 大切です。

・水分を十分に補給しましょう。お茶やスープなど飲みたいもので
 結構です。

 インフルエンザの治療薬としては、抗インフルエンザウイルス薬があります。ただし、その効果はインフルエンザの症状が出はじめてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。抗インフルエンザウイルス薬を適切な時期(発症から48時間以内)から服用を開始すると、発熱期間は通常1〜2日間短縮され、ウイルス排泄量も減少します。

−インフルエンザにかからないためにはどうすばよいのですか?−

 インフルエンザは、流行性の疾患であり、一旦流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が広がります。日本では例年11月〜4月に流行します。
 インフルエンザを予防する方法としては、
@帰宅時の手洗い、うがいの実施
A人混みや繁華街への外出を控えること、外出時のマスク着用の実施
B十分な休養と栄養摂取
C適度な湿度の保持
D流行前のワクチン接種
 インフルエンザの予防接種は、13歳未満で2回(1〜4週間隔)13歳以上は1回接種となっています。インフルエンザの流行は、1月上旬から3月上旬が中心であること、ワクチン接種による効果が出現するまでに2週間程度を要することから、毎年12月中旬までにワクチン接種が望ましいと考えられます。

 インフルエンザの流行状況やインフルエンザQ&Aは、下記でご確認ください。
◇厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html

◇国立感染症研究所感染症情報センター  http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

◇奈良県医師会(感染症状況)
http://www.nara.med.or.jp/

 日頃から、手洗いやうがいを基本に予防を心がけ、インフルエンザシーズンを健康にのりきりましょう!!
   
(奈良県中央こども家庭相談センター 保健師 大井 久美子)

☆インフルエンザについて☆