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平成20年度
近畿地区里親研修会
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 平成20年7月12日、「和歌山ビッグ愛」にて、近畿地区里親研修会が開催されました。2府4県4都市、約200人の里親及び関係者が参加されました。
 奈良県からは、奈良県里親会会員が13人と奈良県こども相談センターの職員などが13人、計23人が参加しました。

 午前中に4つの分科会が行われました。

 第1分科会『乳幼児期の里子について』では、乳幼児期の里子が、多くの愛情を受けて生活面や情緒面で成長していく様子や、気になったことなどの体験談を通じて、子育てを考えるという内容。
 第2分科会『小学生から思春期を迎えた里子について』では、里子たちとの生活についての体験を通じて、里親としての悩みや思春期を乗りこえるための親子の「絆」や、多くの人の関わりの大切さについて考えるという内容。
 第3分科会『里子の自立に向けた支援について』では、里子の自立に向けての様々な取組を聞き、家族とは何なのかを教えることが大切さを考えるという内容。

 第4分科会『里子と施設、関係機関との連携について』では、児童を養育してきた里親と、里子や施設及び関係機関とどのように関わってきたか、また今後の連携について模索する内容。
 
 午後からは、映画鑑賞『最後の言葉〜
dear beloved〜』でした。

 ストーリーは3歳の時に里親宅に引きとられた主人公。彼女は小学生の時に里父を亡くすが、歌手になることが里母との夢となり、1000回路上ライブをすることを約束する。彼女が高校生の時、里母も亡くなるが、里母との約束を果たすためライブを続ける。しだに耳を傾けてくれる人が増えていき、ついにデビューすることに・・・
 この映画を鑑賞して、里母が娘を愛する気持ちや、里子が母親のことを思いながら、夢をあらきめずに努力する姿に深く感銘を受けました。来年の夏には、アニメーション映画になる予定だそうです。機会があれば、ご覧になられたら良いと思います。

 来年度の近畿地区里親研修会は、6月27日(土)奈良県で行われます。
 皆さん、どうぞご協力ご参加くださいますよう、お願いいたします。