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平成19年度 奈良県里親基礎研修会
里親制度について
「基本的な知識と技術について」
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 平成19年度の第2回里親基礎
研修会が、榛原にある大和育成園
を会場に開催されました。
 奈良県中央こども家庭相談セン
ター岸岡所長様の挨拶あと、奈良
県中央こども家庭相談センターの
倉西係長より「里親制度と養育の
基本について」の講義を受けた。
内容としては、法律的な側面を中
心に奈良県の養育里親、養子里親
の現状についての講義であった。
 内容は、最近においての法律的な里親制度の見直しや、拡充してきた状況と奈良県における里親の比較、変遷についてをグラフにより説明され、奈良においては決して里親制度が充実してるとは言い難いが、近年養子里親ばかりでなく養育里親が増えてきている実態を知りました。
 続いて「児童福祉施設の子どもたち」ということで大和育成園の岡田施設長より説明・講義を受けました。施設が抱えるいろいろな問題点とそれに向き合いながら子どもたちとすごす施設の現状がよくわかりました。最近、施設では、子どもを取り巻くさまざまな問題が増えており、親(保護者)と一緒に、その問題解決に 取り組んでいかなければならないとの説明がありました。また、子どもに施設内を掃除させようとするのではなく、まずは、自分自身の学習机とそのスぺースを大切にする気持ちを子ども自身に育てることが大切であり、その気持ちが生活する施設も綺麗にしようという自主的な気持ちに繋がることが大切であるとの、話があり、深く感銘しました。
 昼食は施設の子どもたちと団らんしながらとり、施設内の雰囲気をかいま見ることが出来ました。
 昼食後は、養育里親と養子里親のグループに別れ、現状の問題点や悩み事について、グループ内で討議しました。多くの問題を抱える人やそれらを乗り越えてきた人の話聞く有意義な時間でした。
 その後は、施設を見学させてもらい、施設についていろいろと質問が飛び交いました。なかなか、施設で食事を含む見学は出来ないので楽しくかつ有意義に過ごせた1日でした。